私の勤務先はとても夢のある世界だ。
小さな子供は華麗に宙を舞う私の姿に、憧れを抱いているはずだ。
しかし仕事というものは、往々にして地味で大変な作業である。
私の会社は夢のある仕事であるが、通信手段がない。
すべて私が伝達するのだ。
さらにメモができない特殊な世界のため、暗記が必須。
苗字ランキング1位の「ペコリア」さんは、担当する仕事で区別をしなければならない。
こんなにいるのに。
ペコリアさん以外も油断はできない。
「ハ」行の人しかいないから。
ヘヒヒヒさんに伝えるべき事項をヘヘヘヒさんに誤って伝えてしまったことは、今でも忘れられない。
こどもたち。お父さんは頑張っているぞ。
いつもこんなになって。